アイリスビューワに角膜反射様の丸いハレーションが映って測定できません
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■ 質問全文
検査中アイリスビューワに角膜反射様の丸いハレーションが映ると、実際の血流マップ画像にも黒、時には赤や黄で血流があるかのように丸く影ができ視神経にかぶって邪魔になってしまうのですが、何が原因なのでしょうか。

■回答
眼球内の傷などではなく、おそらくスペックル側のレーザー光が角膜表面で反射し、スペックルのカメラに映りこんだために発生していると思われます。 この丸いハレーションが観察されるときには、測定画面の左下に血流測定中に表示される光強度のマップ内にも強い反射光を示す黄色や赤などの反射模様が映りこんでいるのではないでしょうか? こういった場合、スペックルの機械では、本来の眼底からの光による信号を捕らえておりませんので、観察されたような、実際の眼底血流パターンとは異なった模様になってしまって期待する視神経乳頭の血流マップを捕らえることができません。

解決策としては、このハレーションを避けなければならないのですが、
レーザー光が角膜表面による直接反射で戻ってきていることから、直接反射光をスペックルのカメラに入らないようにするため、眼底カメラを左右、または上下に少しだけ移動させ、ハレーションの元になっている角膜の反射光は上に逃がすようにしたりしてみてください。
または、点眼液などを指して、角膜の状態をちょっと変えてみるというのも手かもしれません。
ただこの場合、安定した測定をするためには、点眼するタイミングと測定のタイミングをとらないといけません。