心拍検知が自動で行われますが、自分で心拍位置を変更できないでしょうか?
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自動設定の後、手動でグラフを使ってこの最低フレームを再設定する事ができます。
自動心拍検知により誤って一つの心拍が二つとして捕らえられたとすると、誤検知していますので、このフレームを最低フレームの設定から外してあげればきれいな心拍マップになります。
方法ですが、実は、こういった手動の設定はお忙しい眼科医の先生には取り組んでもらいづらいだろうと考え、取扱説明書に記載せず、お尋ねがあったときにここを見ていただくようにしております。~方法ですが、そこまで難しくありません。

1.lsfファイルを開き、血流マップ上に拍動が出やすい例えば血管や、広く脈絡膜上にラバーバンドを設定します。
#すでに設定されている場合には、必要ありません。

2.”Blood Flow”ボタンを押します。
トラッキング、心拍解析をしてCompositeかHeaertBeat血流マップが表示されます。

3.もう一度”Blood Flow”ボタンを押します。

4.”Graph”ボタンを押します。

5.グラフウィンドウが開きますので、グラフウィンドウのメニューの”Option"-"Set Beat Timing Manually"をクリックします。

心拍手動設定


5.すると時系列にラバーバンドの血流値がバーグラフで表示され、最低フレームが緑色に表示されているはずです。

グラフ

灰色はトラッキングのエラーなどでエラーフレームに設定されたフレームです。
最低フレームと思われるフレームをダブルクリックして緑色にしてください。
最低フレームの解除は、もう一度ダブルクリックすると解除されます。
バーグラフが細かく設定しづらいときには、グラフ上で自由に拡大する事ができます。
拡大したい領域を左上から右下にマウスでドラッグして広げてみてください。
グラフの移動は、右ドラッグで行えます。
最初のグラフの大きさに戻したい時には、グラフ上のどこでも右下から左上にドラッグしてみてください。

6.設定が完了したら、グラフウィンドウ右下にある”Setup"ボタンを押して下さい。
すると手動設定したフレームを元に再度合成マップを作成します。