安定したデータをとる為に特別なとり方、解析の仕方はあるのでしょうか
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暗室で測定する場合、まず暗室に入ってから5分ほど安静にします。 外から暗室内に入ってきたときは運動した状態ですので、血圧が落ち着き室内の暗さに慣れるため、被験者は安静にしましょう。 測定ではできれば5回測定し、合成血流マップを解析し、解析箇所のラバーバンド内血流値が最大・最小となる2点を取り除き3回測定分を平均血流値として採用する事をお奨めいたしております。

どうしても時間的制約から5回の測定が行えない場合には、3回測定し、これらの値のばらつきが少ない場合は、これらの値を採用してもよいかもしれません。ばらつきの目安として、測定値の5%を目安にされるとよいと思います。

同じ場所を続けて3回測定して、それでも値が大きく変わるとすれば、何か大事な点を忘れている場合もあります。

例えば、
・瞳を観察する画面(ディスプレイ内の小さな白黒画面)で、虹彩の模様や瞳のエッジがシャープに見えているか?(ここがぼけているとカメラと眼の距離が適正ではなく、ばらつきの原因の一つになります。)
・レーザーを点灯した時点で網膜に黒い影が沢山映っていないか?(まばたきを数回続けてしてもらって角膜表面のゴミを除く)
・固視が悪くて、エラーが沢山入っている。(血流マップにX印が沢山入っている)