観測地点で一心拍のうち血流のピークがどの位置に来ているかを示しており通常大体25~30%程度の数値になります。
末梢側で経路が長く血流のピーク到達まで時間がかかるような場合には、ATIは高くなります。よって静脈側の領域など波形のピーク位置が動脈に比べて遅くなる場合などはATIが高くなります。
また心拍数が高く、一心拍の周期が短いような場合にもATIは高くなります。
数値の表記は%表示するときは0~100の範囲ですが、0.3などと0~1。0の少数で表記する場合(Cobitosなど)もあります。
ATIは「Acceleration Time Index」の略称です。
ATIは元々「Peak」という呼称としておりましたが、英語論文等で書きやすくするため、「ATI」という呼称に変更致しました。